始まりの季節

今年も菊花賞の時期がやってきた。
最近は勝ち馬が今ひとつパッとしない菊花賞だが
自分的にはかなり思い入れのあるレースだったりする。

好きなG1はといわれれば秋の天皇賞やダービー、安田記念あたり。
やはり直線が長いレースは叩きあいになれば熱くなるし
独走になったときも見ていてスカッとするので
基本的には東京競馬場で行われるG1が好き。

だが一番思い入れのあるG1はといえば京都で行われる菊花賞であります。
忘れもしない1996年11月3日…
当時ダービースタリオンにはまっていた自分は
競馬などほとんど見たことなかったのですが
「ダビスタの情報誌に名前が出てた馬が菊花賞に出てるみたいだから見てみようかな」
くらいの気持ちで競馬中継を見ました。

今と違い初めて見る競馬中継なのでレース中に17頭追いかけられるはずもないので
見ているのは一番人気で名前もかっこよかった1頭だけ。

その馬は最後のコーナーで前が詰まってしまい
しかも外もふさがっていて内側に閉じ込められてしまうことに…

競馬を良く知らない自分でも「あ、これは終わったな…」と思ったのです。

直線に入りカメラが切り替わりその馬を見失った自分は
直線で叩きあいを行う2頭に目を奪われてました。

しかし、その直後…

2頭の外から他と次元の違う脚で飛んでくる馬が1頭。

飛んできたのは先ほど内側に閉じ込められていた馬…
そのまま2頭を交わして先頭でゴール…

何が起きたかわからなかった自分は気まぐれで録画してたそのレースを
何度も見直したのを覚えてます。

そのときその馬の走りを見なければ競馬が好きになることはなかったと思う。


このときの菊花賞を見直すとこんなことを思う…

壁があってもいつか道は開く…
あきらめなければ手が届く…

…などと柄にもないことをつぶやいてみる。

かれこれ10年以上競馬見てるけど
武豊騎手がゴール直後にガッツポーズしたのはこのときと
スペシャルウィークで初めてダービー勝った時しか見たことない…

このレース後に故障で引退…
残念で仕方なかった…
古馬になってマヤノトップガンやサクラローレル、マーベラスサンデーの3強と戦うところを見たかった…